桑原研究室 | Kuwahara Lab.

大阪大学 大学院工学研究科 物理学系専攻
精密工学コース 原子制御プロセス領域

大学院生募集

教授から一言

私たち人類は、世の中のさまざまな物理現象や化学現象を、原子一個、分子一個の小さな世界から分析し、 また果てしない宇宙のかなたを予測・計測することを可能にするような、深遠でかつ美しい「科学と技術」をこの手に持っています。 しかしながら、人類がこれまで長い年月をかけて体系化してきた崇高でかつ狡猾な科学ですら、 私たちのこの世界のすべてを理解するほど万能ではありません。 ただ、これまでたゆまなく続けてきた「科学・技術の発展への挑戦」の現場が大学の研究室にはあります。 大学の研究室の日常の駆動力は、「好奇心」です。 私たちの研究室では、これまで誰も見たことのない物理・化学現象の発見、未知の世界を初めて見ることのできる新しい装置の開発、 科学の原理・原則に基づいた新しいものづくり、それらすべてが研究テーマです。 常に好奇心、探究心を持って、サイエンスの楽しみを分かち合いましょう。

桑原教授

物性科学の探求と、ナノスケールでのものづくり

私たちの研究室では、原子・分子の世界を実際に見て、触って、操作することから始まり、 特に有機分子や炭素材料を操ることにより10億分の1メートル(1ナノメートル)の世界で 「ものづくり」を制御することができるようになっています。 また、そんな小さな世界のさまざまな現象に伴う、微小な物理・化学量を精緻に計測する新しい装置を開発し研究を行っています。 一方で、それらの知識をもとに、新しい概念に基づいた新規なデバイス開発にも取り組んでいます。

最近の研究テーマについてはこちら

共同研究その他

物理学系専攻 精密工学コースでは、各研究室間での日常的な討論を行うとともに、 世界有数の性能を持つクリーンルーム施設等をベースにした、外部の産官学拠点との共同研究も積極的に行っています。 私たちの研究室では、物質材料研究機構、SPring-8(播磨理研)、など多方面との共同研究・研究協力を遂行中で、 大型予算、人・物の交流、研究成果の共有等が進行しています。 研究課題に関して一つの研究室で深く掘り下げ、そのオンリー・ワン、トップ・ワンの成果をもとにして、 共同研究を通じて更なる研究及び技術発展を目指しています。 これにより学生やポスドクについても広いキャリアパスが開けています。

ここ1, 2年の研究成果はこちら

これまで他大学から当研究グループに配属された学生・ポスドクの出身大学一覧

a) 大学院学生
サラワク大学(University of Sarawak, マレーシア)、バンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung, インドネシア)、 チュラロンコン大学(chulalongkorn University, タイ)、ベトナム国家大学(Vietnam National University, ベトナム)、 兵庫県立大学、北京大学(中国)、天津大学(中国)、香川大学、北陸先端技術大学院大学
b) ポスドク
ウッチ大学(University of Lodz, ポーランド)、大阪大学産研、東大物性研、筑波大学、東西大学(中国)、CNRS(フランス)

研究室に入るためには

好奇心旺盛な意欲を持った学生さんを募集しています。入学時の専門分野は問いません。 皆さんはよくご存知のように、現在、科学の最先端は「異分野融合」です。 研究室を見学してみたい、大学院学生の雰囲気を知りたい、 大阪大学の先生と科学や技術に関する日本の将来について熱く(?)語りたい、そんな人はまず連絡を。

研究室へのコンタクトは kuwahara(at)prec.eng.osaka-u.ac.jp まで。(at)は@に置き換えてください。

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その他

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